高校教師と生徒。アイドルと親友。この設定はいらない。アイドルの恨みの行動はショッカーとは何の関係もなかったし、陳腐な設定であった。ナノマシーンをばらまこうとするショッカーに敢然と立ち向かうスタイリッシュで現代的な仮面ライダーとバイク。時折差し込まれるイケメンライダーたちのツンデレな会話。これだけで十分だった。

2023/06/08

今回は、何か物足りないと思ったら、前号まで50ページだったのに、本号は34ページ。なのに、価格据え置き。前号までが特別価格だったのか、今後は、このページ数で編集するのか、少し不安です。テレビ放送されたウルトラや戦隊と比べると、劇場作品は必然的に掲載キャラクターの数が少なくなりますが、それを補う為にも多くのスタッフ、キャストの解説を充実させてほしいです。水野久美さん、藍とも子さんと続いた特別インタビューが、今回無かったのも残念。今後も購読は続けますが、映画パンフレットみたいな編集にはならないようにしてほしいです。

2023/06/06

この映画は、昭和時代の合成映像をやってみたかったんですよね。ギャグも面白くないし、ストーリーもチンケ。最後まで通して視聴するのは、辛い。でも、こういった実験的な作品を埋もれさせたくないですね。というわけで、高評価とさせていただきます。

2023/06/03

当時のキャストも100年以上愛される作品になるとは思ってもいなかっただろう。彼らにとっては演劇の延長線上でしかないだろうが、それでもこの作品の『偉業』は永遠に讃えられるべきである。

2023/05/30

"仮面ライダー""戦隊ヒーロー""円谷プロ"ときたらこうならざるを得ないでしょうね？版元の講談社は数年前の"ゴジラ全映画DVDコレクターズBOX"で培ったパイプやノウハウもあるだろうから、期待している。けれど、『グランセイザー』や『セイザーＸ』でも21世紀ヒトケタ。70年代の"へんしんブーム"に活躍したヒーローに至っては去年から今年～来年にかけて続々と50周年を迎えるんだよ？過去のシリーズにおいても、大きなウェイトを占めたインタヴューの対象者の高齢化が気になる。前シリーズ『ウルトラ特撮』でも、"間に合わなかった"スタッフ＆キャストが目立った。シリーズ全40冊、発行だけ見ても、あしかけ2年。もう時間がないぞ⁉ラインナップに『ノストラダムスの大予言 CATASTROPHE 1999』'74入れてる心意気は買うが、舛田利雄監督のインタヴューはハズせないぞ。出来ることなら松竹『俺の血は他人の血』'74、大映『首都消失』’87についても聞き出して欲しい！

2023/05/30

原作のザボーガーの存在を前提に置いた場合、原作愛は十分以上に感じるネタが大いに含まれているのですが、作品のテイストがかなりギャグ寄りになっているため、原作の大ファンという人には許しがたい部分も多いかと思いますし、原作の大ファンではなく、原作を知ってる程度の層が一番楽しめる作品だと思います。また、原作を抜きにした場合でも、かなり癖の強い作風で、観る人によっては、ギャグが下ネタ的な意味でもそれ以外の意味でも下品で悪趣味と映る場面も非常に多く、ある程度の耐性が無いと笑うどころか不愉快になるかも知れません。ただ、ザボーガーの戦闘シーンはかなり良く出来ており、終盤はマクロスばりに状況に合わせて瞬間的に変形を使いこなしながらスピーディーな戦闘を繰り広げたり、見ごたえのあるものになっていますし、ザボーガーのデザインも、原作のダサさを残しつつ、良い感じに格好よくアレンジできていると思います。前半の主人公の超人的な強さも原作リスペクトとしては有りだと思いますし、息子の頑丈さも、逆にあの親父の息子ならという説得力がありますし、その辺を含めて、何だかんだ楽しめたという印象です。原作を知っていて、悪ノリ気味な下品なギャグに多少の耐性があるという人ならお勧めできなくもないかもな作品です。

2023/05/29